Windows Home Server 2011 + PT2で録画サーバを構築するに当たってハマった点のメモ。
この組合せで構築する人がどれだけいるのか……。
なお、Windows Home Server 2011(WHS2011と略す)は64bit OSなので、基本的にTVTest等のソフトは64bit版を使った。32bit版も使えるかも知れないが全く試していない。
Windows Home Server 2011は64bit OSだが、TVTest等のプログラムは32bit版の方がいい。
使用ソフト:TVTest、TVRock、RecTest
- HDDは160GB以上用意せよの件
PT2とは直接関係ない話。
WHS2011のインストールには160GB以上の領域が必要、という注意。
Microsoft公式のシステム要件に「64GB以上」の誤表記があるため、自分も危うく64GBのSSDを買ってしまうところだった……。
とはいえ、特殊なやり方をすれば160GB未満でもインストールはできる模様。やり方はググって下さい。 - TVRockの「録画のみ」録画するときRecTestに「B-CASカードの初期化に失敗しました」と怒られる件
TVRockで「録画のみ」録画するときは、RecTestというプログラムが起動して録画がされる。しかしRecTest起動と同時に「B-CASカードの初期化に失敗しました」と怒られるというもの。
散々ハマったが、どうやらRecTestが32bit版だったらしく、64bitのBonDriverを読み込めていないように思える。
なのでRecTestの64bit版を落としてきて試したが、今度は「TvRock DTVライブラリが見つかりません」と怒られた。
最終的に、64bit版で録画環境を構築するのは断念した……。 - スマートカードリーダ(B-CASカード)を認識できない件
TVTestを起動すると「スマートカードリーダが見付かりません」と怒られる。
原因は色々だが、今回はWindows Home Server 2011をリモートデスクトップで扱った場合に発生する事象。
どうやらWindowsのセキュリティによりスマートカードリーダを切断してしまうらしい。
回避策としては、BonCasLinkを採用(次項へ続く)。 - BonCasLinkのサービス登録がうまくいかない件
前項の続き。
BonCasLinkの仕組み……リモートセッションではスマートカードリーダが切断されてしまうので、ローカルセッションでB-CASサーバサービス(BonCasServer)を起動し、リモートセッション側のクライアント(BonCasProxy)でB-CASデータを受け取って擬似的にB-CASが刺さっている状態とするもの(Windowsログインアカウントは同一でも可)。
さて、BonCasLinkをサービス登録するに当たってはバッチが用意されているのでそれを使う……のだがうまくいかず(バッチ実行してもうんともすんとも言わず、サービス一覧に表示されない)。
なので、sexeというソフトを使ってBonCasServer.exeをサービス登録してあげた。試してはいないが、sc createコマンドを使っても同じことができると思う。 - AndroidからTVRockの番組表Webアクセスでダイジェスト認証がうまくいかない件
TVRockの番組表へは、http://SERVERNAME:8969/nobody/ でアクセスできる。
アクセスには認証をかけることも可能で、ダイジェスト認証を使える。
ところが、PCのウェブブラウザであればダイジェスト認証を通るのだが、Androidのブラウザ(試したのは標準ブラウザ、DolphinHD)からだと認証を通らない。
いまのところ原因不明。 - チャンネルスキャンができませんの件
これは自分の凡ミス。
地デジを2番組同時録画したかったので、1本の地デジケーブルを2本に分けようとした。
本来は分配器を用意すべきところ、分波器を用意してしまい、地デジコネクタにBS波が流れたため当然スキャンできずorz
この記事は適宜、加筆修正を行う可能性があります。
以上です。